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1月からの外来担当変更

1月より毎週火曜日の小児先天性心疾患外来の担当を

篠原 玄から阿部 貴行へ変更

第1,3,5週土曜日の成人先天性心疾患外来の担当を

黄 義浩から篠原 玄へ変更致します。

8月6日経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)開始

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)成功裏に始まる

平成25年8月6日(木)午後、慈恵医大初となる経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR) が 実施された。

この治療は、開心術による大動脈弁置換術が不可能あるいは困難なハイリスク症例が主な対象であり、循環器内科、心臓外科、血管外科、麻酔科、ICUの医師、臨床工学士、看護師、理学療法士など多職種から成るHeart TeamによるMultidisciplinary approachによって行われる医療である。

1例目に選ばれた80歳代前半の女性は、大動脈弁の形態、胸腹部大血管の性状や心機能がこの治療にもっとも適切であり、右大腿動脈からのアプローチ(Transfemoral: TF Approach)で行った。一度バルーンで大動脈弁を広げた後、rapid pacing下に人工弁の拡張・留置は無事終了。術後の弁周囲逆流もほとんどなく、弁口面積は正常となり、大動脈弁前後の圧較差もほとんどなくなった。この成功例に引き続き、9月3日、第2例目として80歳代後半の女性に、同じTF approachによるTAVRが施行された。この症例は、1例目に比べ、更に重症例で、左室腔も小さく、治療困難な症例であったが、無事終了し、術翌日には、ICUから一般病室に戻り、その翌日から元気に歩行されている。

 

 写真2

9月からの外来担当変更

9月よりペースメーカー専門外来の担当医は今までの中村賢から木ノ内勝士に交代になります。

なお、第1,2,4火曜日の心臓外科一般外来は木ノ内勝士が担当致します。

医局説明会のお知らせ

心臓外科医局説明会を下記の通り行います。

ご興味のある方はぜひご参加下さい。

日時:第1回 2015年7月23日(木)18:00~

   第2回 2015年9月10日(木)18:00~

場所:大学2号館7階心臓外科カンファレンスルーム

☆説明会後に懇親会あり

4月からの外来担当者変更

4月よりペースメーカー専門外来の担当医は今までの長堀隆一から中村賢に交代になります。

4月よりの金曜日の外来は当面空席となります、何卒ご了承願います。

2013年度 研究年報

Ⅰ.小児心臓外科手術に関する臨床研究

1. 小児開心術における術中心筋保護法の臨床的・基礎的研究
(1) 臨床的心筋保護法における心筋障害の定量的評価
術中心筋障害に対する血液生化学的定量的評価の確立を目的に、術前にInformed consentが得られた小児開心術症例(乳児期心室中隔欠損症閉鎖術症例)を対象に、心停止前・心筋保護液注入時、Terminal Warm blood cardioplegia注入時、および大動脈遮断解除後の冠静脈洞灌流血と動脈血のTroponine T , FABP および活性酸素マーカー I-isoprostane濃度を測定し、動静脈較差を算出した。本指標は心停止時間および心筋保護法との関連、相関を示し臨床的心筋保護法における心筋障害の定量的評価として有用であることが示唆された。さらに今後本マーカーを使用して新たな心筋保護戦略の導入による心筋障害軽減、心機能改善効果を検討する。
(2) Remote Per/Post conditioning の有用性に関する実験的研究
ischemic postconditioningの概念を基にSchmidt MRらにより提唱された『remote perconditioning』 は標的臓器(心筋)の虚血中に遠隔臓器組織(心筋以外)の短時間の反復虚血再灌流刺激により心筋再灌流障害が軽減する現象であり、多くの冠動脈閉塞モデルで心筋梗塞縮小効果が明らかにされるとともに近年Li Lらにより開心術における逸脱酵素軽減効果が報告されている。しかし本法の心機能改善に及ぼす効果については現在まで報告がない。われわれは各種conditioningのなかでも臨床応用が比較的簡便であるremote perconditioningの開心術後再灌流障害軽減・心機能改善効果をpig in vivo CPB modelを用いて検討した。この結果remote perconditioning施行群では対象群に比して120分の心停止後の心筋障害を軽減するとともに有意に良好な左室機能回復を認めた。さらにその効果は臨床上標準手技となっているHotshot に相乗的である点などから臨床的に有用であると考えられた。

2. Fontan型手術の適応と術式、成績に関する研究
(1) Fontan手術における積極的fenestrationの妥当性
当院では術後急性期Fontan循環への速やかな順応及び遠隔期morbidity軽減のため, 近年fenestrated Fontanの適応を拡大する方針としている。今回2000年以降のFontan症例39例(18例にfenestration、21例fenestrationなし)を対象にFontan術後中遠隔期までのfenestrationの変化及び血行動態への影響からその妥当性を検証した。この結果Fontan手術におけるfenestrationは, 術後速やかなFontan循環への順応と中長期に亘る安全弁的効果を示した。良好なFontan循環への順応が得られた症例はfenestrationの自然閉鎖を認め, fenestration開存例でも許容範囲のSatO2下に中長期に亘るFontan循環が維持され, 積極的fenestrationの妥当性が示唆された。
(2) High risk Fontan症例におけるGlenn術後の肺血管拡張薬の効果
当施設では2003年以降、high risk Fontan適応症例のGlenn術後において肺血管拡張薬(シルデナフィル、ボセンタン)を積極的に投与している。そこでFontan待機期間中に複数回カテーテル検査を施行した症例を対象に、Glenn術後の肺血管拡張薬投与の肺血管要因へ及ぼす影響を検討した。Glenn術後Fontan待機期間中に複数回カテーテル検査を施行した18例のうち、肺血管拡張薬を投与した8例(シルデナフィル2例、ボセンタン3例、併用3例)と投与していない10例の2群間において肺血管要因(PAI、PAP、Rp)の経時的推移(Glenn術後3ヶ月以内(3m)、6ヶ月以上12ヶ月未満(6m)、12ヶ月以上(12m)の3期間)を比較検討した。この結果Glenn術直後PAP、Rp、PAIは薬剤使用群においてPAPとRpが6mおよび12mで、3mに比して有意な低下を認めたのに対して非使用群ではすべての項目で有意な経時的変化は認めなかった。この結果Glenn術後において肺血管拡張薬はPAPおよびRpを低下させた。このことからhigh risk Fontan症例における肺血管拡張薬の肺血管要因改善の可能性が示唆された。
(3) Fontan術中肺血流量負荷試験による血流量依存性肺血管拡張能の術中評価とFontan適応条件の検討
われわれはBDG後段階的Fontan症例において『術中肺血流量負荷試験』によるPulmonary Flow Reserve Capacity(PFRC): 血流量依存性肺血管拡張能を評価するとともにFontan 循環動態simulationをおこない、これをもとにしたFontan適応条件・手術方針決定(Fenestrationの要否)の妥当性を検討した。この結果、敗血流量負荷試験によるPFRC、Fontan simulationにおける予測CVPはいずれも術後急性期1POD CVPと有意の相関(r=-0.62 ; +0.68; 0.78)を認め、急性期Fontan循環推定が可能であった。さらにこれらの指標は術後遠隔期心カテ時CVPと有意の相関(r=0.70; 0.68)を認めるとともに肝線維化マーカー(IV collagen)と密接な関連が示唆された。以上より
術中血流量依存性肺血管拡張能の評価とFontan循環のシュミレーション試験はhigh risk candidates の急性期および遠隔期循環・予後判定に有用であり、治療戦略の選択に有用であることが示唆された。

3. MDCTを用いたTotal pulmonary vascular volumeの計測
肺血管床の新しい定量的評価法:正常群と左右短絡例について
先天性心疾患の手術治療において,Nakata indexは肺血管の発育状況を推察する簡便で有用な方法である.しかし,Nakata indexが小さな症例でも良好なFontanが可能である例もしばしば経験し,この方法が必ずしも肺血管全体の大きさを反映していないことも推測される.
我々はMDCTを用いてたTotal pulmonary vascular volume(TPVV)を考案しその臨床的意義を検討した.今までの検討ではTPVVは身長に良く相関し,Ln[TPVV]=2.7978[body length(m)]+1.2637(r=0.98),と標準化が可能な事を示した.さらに正常群のTPVVをTLVで除し,%TPVVを求める方法による肺血管床の定量的測定方法の再検討を行った.さらに,この方法の妥当性を評価する為に左右短絡疾患症例のQp/Qsとの相関を検討した.
正常群17例(平均BSA1.18±0.53m2,PAI 319±62.6)および左右短絡疾患群(LR群)5例(ASD4例,三心房心+単心房1例)( PAI 364.2±182.0)について%TPVVを求め,Qp/Qsと%TPVV,従来のTPVVのZ scoreとの相関を検討した.正常群の%TPVVは11.9±2.7%であった.また,身長,体表面積と%TPVVの相関はなく(R=0.21,0.15),%TPVVは体格に関係なく用いる事が出来る指標である事が示された.一方,LR群の%TPVVとカテーテル検査上Qp/Qsは%TPVV=7.5754[Qp/Qs]+0.0728(R=0.98)の強い相関があり,肺血流が多いほど肺全体に占める肺血管の割合が高いことが示された.
この結果、肺血管床の大きさは,%TPVVは体格によらず,%TPVVで標準化が可能であった.また,LR群において,肺血流が多いほど%TPVVは高値となる事が示された.この方法は従来の方法と同様に正確な方法であると考えられた.

II. 成人心臓外科手術に関する研究

1. 活動期感染性心内膜炎に対する僧帽弁手術の検討―形成術を主体とした治療戦略
感染性心内膜炎の活動期にも治癒率向上ため積極的に手術を施行し満足な形成術達成率を得ている。弁の破壊程度で分類し形成術式の限界について考察した。対象は2004年1月から2012年8月に僧帽弁活動期感染性心内膜炎に対し手術を行った24例で平均年齢は60±16歳であった。疣贅・破壊程度など重症度で以下の4群に分類した.I群:弁尖破壊が少なく疣贅摘出rubbingのみでone size downの ring使用(3例).II群:一箇所に限局した病変;resection & suture (9例).III群:弁尖の破壊が2か所以上の病変; resection & sutureあるいはパッチ補填を施行(9例)、弁置換(2例).IV群:弁輪破壊を伴う病変;心膜による弁輪再建(3例)、弁置換(1例).再発症例や死亡例はなく弁形成達成率は87%であった。術後残存逆流はIV群の1例にIII度認められ弁置換施行を施行した。今回の検討で多くの症例で疣贅・感染部切除、心膜パッチ補填、人工腱索使用により修復可能と考えられた。
 
2. 65歳以上に対する大動脈弁位機械弁の使用について
65歳以上では大動脈弁置換術(AVR)の人工弁選択は原則生体弁を第一選択とするが、近年の重症例や超高齢者では弁輪拡大を積極的に施行せず狭小弁輪に対し小口径機械弁を選択してきた。機械弁を選択する60歳代の患者も増加傾向にある。本研究の目的は、現状をふまえ65歳以上のAVRにおける機械弁の手術成績やその妥当性について検討した。機械弁の選択理由は年齢を問わず多弁修復症例で長期にわたる心房細動歴のため術後ワーファリンを必要とする可能性が大きいと考えられる場合で年代別でみると65~75歳では全体の32%で理由として平均寿命を考慮し患者が強く希望する、75歳以上(6例中4例が女性)では11%で狭小弁、上行大動脈の高度石灰化など侵襲と重症度を考慮し弁輪拡大を回避、その他生体弁SVDの再弁置換術で機械弁を選択、などであった。今回の結果から、1)高齢化社会における良好な平均寿命から、前期高齢者で機械弁選択は増加傾向、2)多弁手術例で心房細動歴が長期でワーファリンを必要とする可能性が高い場合には機械弁を選択、3)80歳以上(多くは女性)の狭小弁輪では弁輪拡大は積極的に施行せず小口径機械弁を選択、4)経過中にワーファリンによる出血性合併症の頻度は少なく中期成績は良好と思われたが、その妥当性は今後も慎重に経過観察をおこない長期成績から判断する必要がある。

3. 理想的ICU体制の構築と周術期チーム医療について
冠動脈バイパスにおける慢性透析(HD)患者は、09’年21.1、10’年20.8%、11’年14.0、12’年36.8%で冠動脈患者においても糖尿病、慢性腎不全を中心とした合併症をともなう症例が増加している。一般的にHD患者の手術リスクが高いが、理想的なICU治療体制の構築、早期リハビリテーションの導入により手術成績の向上を目指してきた。具体的治療方針は術前の歯科チェック、早目の入院によるHD管理、基本術式はOPCAB、心房細動対策のアミオダロン術前投与、両側内胸動脈の使用の回避、周術期の徹底した血糖管理(120以下)など、更に術後HDは医学的必要性で判断し再開、Continuous HD→Intermittent HDの移行を確認後一般病棟に移動するなどである。
 ICUは20床に対し、医師団は8名のICU専属医、6名の後期レジデント、1〜2名の前期レジデントで構成され、24時間常駐する。さらに、専属臨床工学技師2名(夜間は病院当直が兼務)、専属薬剤師3名、看護師60名、連日の感染制御部回診、理学療法士による術後早期からの理学療法、VAP予防のため週1回の歯科医回診を行っている。人工呼吸管理、強力な昇圧剤投与症例は収容する方針で、ICU退室後の一般病棟の負担が軽減されている。毎朝全患者の治療方針を主科とICUチームとで検討し必要と思われる関連科も適宜参加して的確で迅速な判断を心がける。このような具体的な対策をとることで患者の重症・複雑化にも関わらず、当院の多種の専門医からなるICU体制は大きな効果をもたらしている。

4. 超高齢者弁膜症手術における医療経済学的なピットホール
超高齢者(80歳以上)に対する弁膜症手術数は増加している。これは超高齢者人口の増加や医療技術の進歩に起因していると考えられる。周術期合併症対策やリハビリテーションにおける負担も多く、学会を中心にして高齢者加算を求める動きがある。医療政策を論じるためにも現状の高齢者医療費の問題点把握が重要であると考え弁膜症高齢者・超高齢者を対象に医療経済学的検討を行った。一般成人に比較して、高齢者や超高齢者のDPC請求額は増加し術後入院期間は一般成人と比較して超高齢者では有意な延長が認められた。術中術後管理では超高齢者では人的医療資源がかかることが一般的であるが、今回の結果からは一般成人と比べ入院期間は延長していたものの70歳台高齢者と80歳以上のDPC収入に統計学的な差はなく実数は下回っていた。従って超高齢者医療への評価の溝を埋めるには何かしらの加算(術式への超高齢者加算など)が必要なのではないかと考えられた。

2013年度 研究業績

【論文】
1. 坂本吉正、橋本和弘. 大動脈弁置換術後僧帽弁手術.胸部外科(2013-7増刊)2013;66:644-8.
2. Sakamoto Y, Hashimoto K.Update on aortic valve prosthesis-patient mismatch in Japan. Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2013;61:669-75.
3. 野村耕司.医療センター心臓血管外科手術30年の歩み ~チアノーゼ疾患に対する手術成績の術式変遷~.埼玉小児医療センター医学誌.2013:30;74-8
4. 井上天宏、橋本和弘、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、中尾充貴.術中の右大脳虚血に対し右腋窩動脈への簡易的バイパス術が有効であった大動脈解離の1例.日本血管外科学会雑誌.2014;23:38-42
5. Inoue T, Kobirumaki-Shimozawa F, Kagemoto T, Fujii T, Terui T, Kusakari Y, Hongo K, Morimoto S, Ohtsuki I, Hashimoto K, Fukuda N. Depressed Frank-Starling mechanism in the left ventricular muscle of the knock-in mouse model of dilated cardiomyopathy with troponin T deletion mutation ΔK210. J Mol Cell Cardiol. 2013;63:69-78
6. Inoue T, Morita K, Tanaka K, Yoshitake M, Naruse H, Nakao M, Hashimoto K. Distal aortic Arch Aneurysm associated with persistent fifth aortic arch. Ann Thorac Cardiovasc Surg. Advance online publication , 18 June 2013;doi:105761/atcs.cr.13-00013
7. 阿部貴行、野村耕司、木ノ内勝士、黄 義浩.5弁尖を有する総動脈幹遺残の弁形成術の経験.日本心臓血管外科学会雑誌.2013;42:183-5
8. 中尾充貴、山城理仁、松村洋高、儀武路雄、田中 圭、坂本吉正、橋本和弘.オープンステント併用上行弓部置換術後にステント屈曲による下半身虚血を呈したStanford B型慢性大動脈解離.胸部外科.2013;66:791-4
9. 山本裕介、保科俊之、篠原 玄、野村耕司、藤本義隆、齊藤千徳、菅本健司、菱谷 隆、星野健司、小川 潔、余川陽子、渡辺あずさ、渡辺彰二.カルボキシメチルセルロース銀(アクアセル○RAg)充填処置が奏効した開心術後MRSA縦隔洞炎の1乳児例.日本小児循環器学会誌.2013:29;200-3
10. 小川 潔、藤本義隆、齊藤千徳、森 琢磨、菅本健司、菱谷 隆、星野健司、保科俊之、山本裕介、篠原 玄、野村耕司.チアノーゼ型先天性心疾患における体肺短絡血管狭窄に対する経皮的バルーン拡張術についての検討.埼玉小児医療センター医学誌.2013:30;37-42

【学会発表】
1. Hashimoto K. Present and future of the Japanese board of cardiovascular surgery. The 21st Annual Meeting of the Asian Society of Cardiovascular and Thoracic Surgery, Kobe, Apr.
2. 橋本和弘.NCDと日本心臓血管外科手術データベース(JCVSD)との連携構築がもたらす効果と影響.第113回日本外科学会総会.福岡.4月.
3. Sakamoto Y, Yoshitake M, Matsumura Y, Kinouchi K, Nakao M, Nagahori R, Hashimoto K. Mitral valve repair in active infective endocarditis. The 21st Annual Meeting of the Asian Society of Cardiovascular and Thoracic Surgery, Kobe, Apr.
4. 坂本吉正、長堀隆一、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬瞳、中尾充貴、橋本和弘.活動期感染性心内膜炎に対する僧帽弁手術についての検討―形成術を主体とした治療戦略.第113回日本外科学会総会.福岡.4月.
5. 橋本和弘、横山 斉.心臓血管外科専門医への道 ―試験の構造と血管外科医に必要な心臓外科領域の知識―.第17回日本血管外科学会教育セミナー.大阪.5月.
6. 花井 信、蜂谷 貴、小野口勝久、田口真吾、山崎真敬、山城理仁.腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術中における直腸粘膜血流.第41回日本心臓血管外科学会総会.大阪.5月
7. 森田紀代造.「不整脈・電気生理学overview」先天性心疾患の刺激伝導系.第8回成人先天性心疾患セミナー.東京.6月.
8. 篠原 玄、山本裕介、保科俊之、野村耕司.LSVCを伴うPAPVC(Rt PVs-SVS)に対するdouble decker法による一治験例.第162回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.6月.
9. 阿部貴行、森田紀代造、黄 義浩、橋本和弘.ファロー四微症、肺動脈弁欠損に対する新生児期姑息術の工夫.第162回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.6月.
10. 木南寛造、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、木ノ内勝士、中尾充貴、橋本和弘.側開胸によるASD閉鎖術50年後に顕著となった収縮性心膜炎の1例.第162回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.6月.
11. 野村耕司.先天性心疾患の外科治療.第21回埼玉臨床画像研究会.さいたま.7月
12. 野村耕司、篠原 玄、山本裕介、保科俊之、黄 義浩、阿部貴行.房室中隔欠損症の中期遠隔成績.第49回日本小児循環器学会総会.東京.7月
13. 橋本和弘.心臓血管外科に関連する専門医制度の現状と将来.日本心臓血管麻酔学会第18回学術大会.北九州.9月
14. 橋本和弘.NCDと心臓血管外科手術データベース(JCVSD)の統合.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
15. 坂東 興.弁膜症介入後のアウトカム指標、治療効果と医療統計.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
16. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、中村 賢、中尾充貴、木南寛造、花井信、橋本和弘.合併症をともなう活動期感染性心内膜炎の治療戦略について.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
17. 松村洋高、儀武路雄、井上天宏、中村 賢、坂本吉正、橋本和弘.弓部真性大動脈瘤に対する弓部置換での脳合併症の予防.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
18. 黄 義浩、森田紀代造、阿部貴行、高木智充、橋本和弘.Fontan手術におけるfenestration適応拡大方針の妥当性.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
19. 花井 信、蜂谷 貴、小野口勝久、田口真吾、山崎真敬、山城理仁.腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術中における直腸粘膜血流.第54回日本脈管学会総会.東京.10月.
20. 木南寛造、坂本吉正、長堀隆一、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、中村 賢、中尾充貴、橋本和弘.65歳以上に対する大動脈弁位機械弁使用についての検討.第66回日本胸部外科学会総会.仙台.10月.
21. 橋本和弘.専門医制度改革の方向性を考える―心臓血管外科領域の立場から―.第75回日本臨床外科学会総会.名古屋.11月.
22. 花井 信、蜂谷 貴、小野口勝久、田口真吾、山崎真敬、山城理仁.外腸骨動脈仮性瘤に対しステントグラフト脚を留置した一例.第21回日本血管外科学会関東甲信越地方会.東京.11月.
23. 村松宏一、篠原 玄、野村耕司.先天性両側肺静脈狭窄症の自験例.第163回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.11月.
24. 成瀬 瞳、川合雄二郎、新津宏和、濱 元拓、豊田泰幸、津田泰利、白鳥一明、竹村隆広.急性大動脈解離手術8ヶ月後に仮性動脈瘤を生じた1例.第163回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.11月.
25. 中尾充貴、森田紀代造、黄 義浩、阿部貴行.成人期に診断されたEbstein奇形に対するHetzer法による手術例.第163回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.11月.
26. 高木智充、橋本和弘、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、中村 賢、木南寛造.David手術後に左室仮性動脈瘤を発症したMarfan症候群の1例.第163回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.11月.
27. 儀武路雄、坂東 興、坂本吉正、長堀隆一、松村洋高、井上天宏、高木智充、木南寛造.理想的ICU体制の構築と早期リハビリテーションの導入によるなるHD冠動脈患者における周術期チーム医療.第27回日本冠疾患学会学術集会.和歌山.12月
28. 成瀬 瞳、白鳥一明、津田泰利、豊田泰幸、濱 元拓、新津宏和、竹村隆広.冠動脈解離を伴った急性大動脈解離に対する、補助循環を含めた初期治療の考察.第27回日本冠疾患学会学術集会.和歌山.12月
29. 橋本和弘.専門医認定機構からの新基幹施設基準、専攻医数算定基準、プログラム整備指針の提示.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
30. 橋本和弘.心臓血管外科専門医制度と心臓血管外科手術データベース(JCVSD).第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
31. 森田紀代造、黄 義浩、阿部貴行、中尾充貴、橋本和弘.流量依存肺血管拡張能の術中評価によるFontan手術の予後判定と手術方針決定.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
32. 坂東 興.A Multidisciplinary Approach to Insure Scientific Integrity in Clinical Research for Heart Disease: jCUTE Proposal.第78回日本循環器学会学術集会.東京.3月
33. 長堀隆一、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、中村 賢、中尾充貴、高木智充、木南寛造、橋本和弘.超高齢者弁膜症手術における医療経済学的なピットホール.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
34. 儀武路雄、坂東 興、坂本吉正、長堀隆一、松村洋高、井上天宏、木南寛造、高木智充、橋本和弘.当院における周術期感染対策と縦隔炎における新たな問題点.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
35. 黄 義浩、森田紀代造、阿部貴行、中尾充貴、橋本和弘.EPTFE sutureによる両側肺動脈絞扼術を先行した複雑心奇形根治症例の検討.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
36. 中尾充貴、橋本和弘、森田紀代造、黄 義浩、阿部貴行.先天性心疾患に対する開心術周術期におけるPCPS使用に対する検討.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
37. 木南寛造、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、高木智充、橋本和弘.術後早期におけるTrifectaTMおよびMagnaEASEの弁機能比較検討.第44回日本心臓血管外科学会学術総会.熊本.2月.
38. 橋本和弘.Case Study 1: How to treat high risk AS? 「AVR」.Heart Valve Conference 2014.大阪.3月.
39. 田中 圭.医療現場の救急対応、医療従事者向けの災害対応などにおける各種シミュレーション教育について―機構の4年間の歩み、現状と問題点.第12回日本予防医学リスクマネージメント学会学術総会.東京.3月.
40. 阿部貴行、森田紀代造、黄 義浩、中尾充貴.一次孔欠損のない房室中隔欠損症、共通房室弁の手術経験.第164回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京.3月.

【著書】
1. 森田紀代造.「心筋保護法」大動脈外科手術における臓器保護のKnack and Pitfalls.高本眞一編.大動脈外科の要点と盲点 第2版.東京:文光堂 2013:146-52

2012年度 研究年報

Ⅰ 小児心臓外科手術に関する研究

1.小児心筋保護法に伴う心筋障害の機序と術中心筋保護法の再検討
近年の小児心臓手術成績の向上における開心術における心筋保護技術の多大なる貢献は論を待たないが、現在のGolden standard であるBlood Cardioplegia血液心筋保護法の保護効果には限界があり、本法の使用下における心筋障害の機序の解明とさらなる心筋保護法の改良が必須である。
(1)臨床的心筋保護法における心筋障害の定量的評価
術中心筋障害に対する血液生化学的定量的評価の確立を目的に、術前にInformed consentが得られた小児開心術症例(乳児期心室中隔欠損症閉鎖術症例)を対象に、心停止前・心筋保護液注入時、Terminal Warm blood cardioplegia注入時、および大動脈遮断解除後の冠静脈洞灌流血と動脈血のTroponine T , FABP および活性酸素マーカー I-isoprostane濃度を測定し、動静脈較差を算出した。本指標は心停止時間および心筋保護法との関連、相関を示し臨床的心筋保護法における心筋障害の定量的評価として有用であることが示唆された。さらに今後本マーカーを使用して新たな心筋保護戦略の導入による心筋障害軽減、心機能改善効果を検討する。

(2)PostconditioningおよびRemote Per/Post conditioning の有用性に関する実験的研究
2003年Zhi- Qing Zhao, J. Vinten-Johansen らによって提唱されたischemic postconditioningは冠動脈閉塞モデルにおいて組織壊死減少効果を発揮するが,人工心肺を用いた開心術後の虚血再灌流障害にもたらす効果に関する報告は少ない.人工心肺による体外循環,大動脈遮断を用いたブタ90分虚血モデルにおいて,各種conditioning: PostconditioningおよびRemote Per/Post conditioningを再灌流直前〜後5分に施行しその心機能,生化学的心筋障害軽減効果を検討した。この結果,虚血性postconditioningの心筋障害軽減効果が確認され,これまで認識されてこなかった心機能改善効果も認められた.さらに現在、Terminal warm cardioplegiaとpostconditioningとの組み合わせあるいは他臓器のischemia/reperfusionいわゆるRemote Per/Post conditioningによる心筋保護効果の検討を行っている。

2. Fontan型手術の適応と術式、成績に関する研究
(1)Fontan手術の長期成績の検討
当施設では従来自己組織を用いたFontanm手術を優先的に施行してきたが遠隔期不整脈発生などの危惧より2002年以降、Fontan手術術式をPTFE conduitを用いた心外導管型TCPC(Extra cardiac Conduit)方式を標準とした。今回各術式ごとの遠隔期合併症回避率の検討を行い、生存率合併症および再手術率においては術後15年迄の遠隔成績に術式による差異は認められなかったが、上室性不整脈回避率はECC Fontanでは 10年 99% とその他術式88%に比して良好であった。
(2)High risk Fontan症例におけるGlenn術後の肺血管拡張薬の効果
当施設では2003年以降、high risk Fontan適応症例のGlenn術後において肺血管拡張薬(シルデナフィル、ボセンタン)を積極的に投与している。そこでFontan待機期間中に複数回カテーテル検査を施行した症例を対象に、Glenn術後の肺血管拡張薬投与の肺血管要因へ及ぼす影響を検討した。Glenn術後Fontan待機期間中に複数回カテーテル検査を施行した18例のうち、肺血管拡張薬を投与した8例(シルデナフィル2例、ボセンタン3例、併用3例)と投与していない10例の2群間において肺血管要因(PAI、PAP、Rp)の経時的推移(Glenn術後3ヶ月以内(3m)、6ヶ月以上12ヶ月未満(6m)、12ヶ月以上(12m)の3期間)を比較検討した。この結果Glenn術直後PAP、Rp、PAIは薬剤使用群においてPAPとRpが6mおよび12mで、3mに比して有意な低下を認めたのに対して非使用群ではすべての項目で有意な経時的変化は認めなかった。この結果Glenn術後において肺血管拡張薬はPAPおよびRpを低下させた。このことからhigh risk Fontan症例における肺血管拡張薬の肺血管要因改善の可能性が示唆された。
(3)ECC-Fontan術後の凝固・線溶系機能の経時的変化と抗凝固療法緩和についての検討
Fontan循環確立後遠隔期の抗凝固療法の緩和については、未だその指標となる明確な基準が確立しておらず議論の多いところではあるが、当施設ではFontan術後の凝固・線溶系機能を遠隔期にわたり評価し、それを一つの指標として抗凝固療法の緩和を行ってきた。今回Extracardiac conduit型Fontan(ECC-Fontan)術後遠隔期の凝固・線溶系機能の経時的変化を評価するとともに、その経過による抗凝固療法緩和の妥当性について検討を行った。TAT、PIC値は術後3ヶ月以内では全例高値を示したが、6ヶ月以降は低下傾向を示し12ヶ月以降はほぼ正常化した。この結果より術後1年を目安にWarfarinを中止し抗血小板薬へ移行しているが、それ以降も両項目の測定値は正常範囲内で推移し、また血栓塞栓症の発生も認められていない。以上からFontan術後1年は凝固・線溶系機能ともに亢進状態にあると考えられWarfarinnによる抗凝固が適切と考えられたが、両機能が正常化してくる1年目以降はその結果により抗凝固療法を緩和するという治療方針は妥当であると思われた。

3.MDCTを用いたTotal pulmonary vascular volumeの計測
肺血管床の新しい定量的評価法:正常群と左右短絡例について
先天性心疾患の手術治療において,Nakata indexは肺血管の発育状況を推察する簡便で有用な方法である.しかし,Nakata indexが小さな症例でも良好なFontanが可能である例もしばしば経験し,この方法が必ずしも肺血管全体の大きさを反映していないことも推測される.
我々はMDCTを用いてたTotal pulmonary vascular volume(TPVV)を考案しその臨床的意義を検討した.今までの検討ではTPVVは身長に良く相関し,Ln[TPVV]=2.7978[body length(m)]+1.2637(r=0.98),と標準化が可能な事を示した.さらに正常群のTPVVをTLVで除し,%TPVVを求める方法による肺血管床の定量的測定方法の再検討を行った.さらに,この方法の妥当性を評価する為に左右短絡疾患症例のQp/Qsとの相関を検討した.
正常群17例(平均BSA1.18±0.53m2,PAI 319±62.6)および左右短絡疾患群(LR群)5例(ASD4例,三心房心+単心房1例)( PAI 364.2±182.0)について%TPVVを求め,Qp/Qsと%TPVV,従来のTPVVのZ scoreとの相関を検討した.正常群の%TPVVは11.9±2.7%であった.また,身長,体表面積と%TPVVの相関はなく(R=0.21,0.15),%TPVVは体格に関係なく用いる事が出来る指標である事が示された.一方,LR群の%TPVVとカテーテル検査上Qp/Qsは%TPVV=7.5754[Qp/Qs]+0.0728(R=0.98)の強い相関があり,肺血流が多いほど肺全体に占める肺血管の割合が高いことが示された.
この結果、肺血管床の大きさは,%TPVVは体格によらず,%TPVVで標準化が可能であった.また,LR群において,肺血流が多いほど%TPVVは高値となる事が示された.この方法は従来の方法と同様に正確な方法であると考えられた.

II. 成人心臓外科手術に関する研究

1.高齢者(80歳以上)大動脈弁狭窄症の治療戦略:TAVI導入をふまえて
大動脈弁狭窄症に対して外科治療を施行しないと予後不良であるが、高齢者重症AS症例は増加傾向にある.近年の当科の手術では現行のTAVI適応とされる高齢者high risk 症例はおよそ10%であった。このような重症例に対する手術成績はいまのところ概ね良好であると思われ人工心肺使用の明らかな禁忌症例も無く、周術期脳合併症は認めなかった。現状では外科治療は満足のいく成績がえられており適応症例については年齢、重症度以外の要素も加味する必要があると考えられた。

2.変性僧帽弁閉鎖不全症に対する病態からみた術式選択:Barlow病からFibroelastic deficiency
僧帽弁変性疾患は病態をBarlow病からfibroelastic deficiency(FED)、中間型の不完全型に分類し治療戦略をたてることが重要視される。手術方針は、基本的にFEDでは前尖逸脱では三角切除、clear zoneにはできるだけ切り込まず広範逸脱では人工腱索再建併用.後尖逸脱では三角切除を基本とし縫い代を充分とり単結紮縫合、健常腱索間の病的逸脱部はできる限り切除するが弁輪ストレス軽減のため弁輪には切り込まない。交連部逸脱は、小範囲でedge to edge、弁輪部分に及ぶ広範囲症例では切除、縫合を併用.リングはflexible -saddle ring 、後尖の高さによってはpartial ringも考慮する。サイズは前尖面積と前後線維三角間の距離を参考に決定する。全症例のおよそ80%がFEDと考えられ、FEDでは矩形、三角切除のみで弁高が十分に低くなりsliding techniqueが必要となることはほとんどなかった。Barlow病など前尖病変を含む症例に再手術が多い傾向にあり、さらなる工夫が必要であるが病的逸脱部を可及的に切除することは再発予防に有利と考えられる。

3.Heart team-理想的ICU体制の構築と早期リハビリテーションの導入よりなるHD冠動脈患者における周術期Heart team医療
当科CABGにおける慢性透析(HD)患者は糖尿病性腎不全が80%を占める中、07’年5.1、08’年7.7、09’年21.1、10’年20.8%と増加している。HD患者の手術リスクと合併症発生率が高いのは知られているが、理想的ICU構築、早期リハビリの導入など周術期Heart teamによる総合的管理体制によりその治療効果を確実にあげている。基本方針決定は当科で行うが、毎朝全患者の検討をICUチームとで行い方針を確認する。必要と思われる関連科も適宜参加し的確かつ迅速な判断がされている。検討会の後、ICUチームは独自にベッドサイド回診を1日2回行っている。ICUでの治療を濃厚に行う事により退室後の一般病棟の負担が軽減されている。CABG患者の重症・複雑化にも関わらず、当院の多種専門分野医からなるICU体制の構築は十分な効果をもたらしている。

4.動脈瘤手術―弓部大動脈瘤手術における脳合併症の予防の検討
弓部置換術では上行大動脈の性状が造影CT・術中エコー上その性状が良好であれば上行送血、不良の場合は右腋窩動脈送血を第一選択としている。しかし、それだけでは脳梗塞合併率が高く、予め逆行性心筋保護用カテーテルを上大静脈より頭側へ挿入し、循環停止後にocclusionし、心筋保護注入装置で約300ml/min送血を開始、逆行性脳還流(RCP)下に十分なbackflowを確認してから選択的順行性脳還流用(SCP)カテーテルを3分枝に挿入し空気塞栓、debrisによる脳梗塞を予防している。SCPにおける cannulationではbackflowがある状況で行うことは脳合併症予防に重要であった。当院で施行しているRCP方式の併用は安全かつ簡便で効果が十分に期待できる。

5.開心術後感染対策-開心術後感染対策と正中創感染における新たな問題点と対策
当科の開心術における糖尿病合併率は、08’年41.1、09’年35.8、10’年41.1、11’年34.5%と高値を示している。さらに透析症例比率も各年、5.4、12.4、11.6、9.9%と高率化しており、易感染性症例が多いと言える。SSI発生は患者のみならず病院にとっても大きな負担である。当科ではSSI(Surgical site infection)基本対策としてa.入院前鼻腔、b.術前シャワー浴、c.手術室での剃毛、d.術野消毒:ベンクロジドアルコールにて前消毒+イソジン消毒、e.抗生剤:CEZ、術当日は術直前及び3時間ごと、術後第4病日で終了。f.術中3時間ごとの手袋交換と2重手袋の一部併用、g.閉創時、充分な洗浄とモノフィラメント吸収糸による単結紮の多用、h.持続的インスリン投与による血糖コントロール、i. ICUでの感染対策・歯科口腔ケアーチームの回診、j.理学療法士指導による早期の術後リハビリテーション開始等を行ってきた。このような様々な対策により、減少傾向にあると思われていた縦隔炎であるが、新たな傾向として、胸骨・皮膚所見に乏しく、発熱後のCT検査で縦隔炎が診断されること、または退院時には明らかな創部の問題はなく、退院後に発症することなど共通の傾向としては一人暮らし、糖尿病を含め病識の極めて乏しい患者であり、退院後の指導が問題となっている。このような患者群に対し術前は、監視培養の強化(臍培養追加)、切開予定部位のケアの見直し(シャワー・洗浄方法)、術後に関しては、回診時手指衛生の再度徹底、患者自身による創部管理の指導等の対策を徹底的に行い、その改善に効果をあげている。

2012年度 研究業績

【論文】
1. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、山城理仁、山本裕介、橋本和弘.特集:弁形成術の工夫と手術成績 : 粘液変性僧帽弁閉鎖不全症に対する弁形成術-弁尖切除の早期・遠隔成績の検討.胸部外科2012;65:280-6.
2. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、山城理仁、山本裕介、田中 圭、橋本和弘.超高齢者(80歳以上)心臓大血管手術のリスク評価と手術成績の検討.心臓 2013;45:33-8.
3. 野村耕司、阿部貴行、黄 義浩.頸部大動脈弓症の1カ月児に対する手術経験.日心臓血管外会誌 2012;41:128-31.
4. 野村耕司、阿部貴行、黄 義浩、中村 譲.完全大血管転位症(Plancé 分類Ⅱ型)に対するAubert変法の1例.胸部外科 2012;65:1081-4
5. 宇野吉雅、森田紀代造、山城理仁、木ノ内勝士、山本裕介、成瀬 瞳、橋本和弘.Single papillary muscle形態を呈した完全型房室中隔欠損症の1例.日本小児循環器学会雑誌 2012;28:315-9.
6. Matsumura Y, Kawahito K, Nakamura K, Hashimoto K. Congenitally corrected transposition of the great arteries with coexisting aortic valve stenosis in a 77-year-old woman. Eur J Cardiothorac Surg 2013:43:441.
7. Kawada N, Sakamoto Y, Nagahori R, Yoshitake M, Naganuma H, Inoue T, Shinohara G, Hashimoto K. Technique of managing periprosthetic leakage due to mitral prosthetic valve endocarditis: report of a case. Gen Thorac Cardiovasc Surg 2012;60:837-9.
8. 黄 義浩、野村耕司、阿部貴行、保科俊之、中村 譲.特異な左冠動脈走行を伴う左冠状動脈肺動脈起始症の1治験例.日心臓血管外会誌2012;41:253-6.
9. Zhou W, Ko Y, Benharash P, Yamakawa K, Patel S, Ajijola OA, Mahajan A. Cardioprotection of electroacupuncture against myocardial ischemia-reperfusion injury by modulation of cardiac norepinephrine release. Am J Physiol Heart Circ Physiol 2012;302:H1818-25.
10. Allen BS, Ko Y, Buckberg GD, Sakhai S, Tan Z. Studies of isolated global brain ischemia:Ⅰ. A new large animal model of global brain ischemia and its baseline perfusion studies. Eur J Cardiothorac Surg 2012;41 : 1138-46.
11. Allen BS, Ko Y, Buckberg GD, Tan Z. Studies of isolated global brain ischemia:Ⅱ. Controlled reperfusion provides complete neurologic recovery following 30 min of warm ischemia – the importance of perfusion pressure. Eur J Cardiothorac Surg 2012;41 : 1147-54.
12. Allen BS, Ko Y, Buckberg GD, Tan Z. Studies of isolated global brain ischemia:Ⅲ. Influence of pulsatile flow during cerebral perfusion and its link to consistent full neurological recovery with controlled reperfusion following 30 min of global brain ischaemia. Eur J Cardiothorac Surg 2012;41 : 1155-63

【学会発表】
1. 森田紀代造.Never-ending Challenges Against Myocardial Ischemia-Reperfusion Injury During Open Heart Surgery: From Los Angeles to The World. 第42回日本心臓血管外科学会総会.秋田,4月.
2. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、山城理仁、山本裕介、橋本和弘.高齢者の大動脈弁置換術(patient-prosthesis mismatchはどこまで許されるのか).第42回日本心臓血管外科学会総会.秋田,4月.
3. 宇野吉雅、森田紀代造、木ノ内勝士、成瀬 瞳、橋本和弘.Fontan術後長期遠隔期における凝固・線溶系機能の検討(ワーファリン離脱後を含めて).第42回日本心臓血管外科学会総会.秋田,4月.
4. 田口真吾、蜂谷 貴、小野口勝久、花井 信、山崎真敬、篠原 玄、木ノ内勝士、橋本和弘.CEP牛心嚢膜弁による大動脈弁置換術後の中長期遠隔成績とPPMからみた今後の展望.第42回日本心臓血管外科学会学術総会.秋田,4月.
5. 木ノ内勝士、森田紀代造、宇野吉雅、成瀬 瞳、橋本和弘.Fontan循環の遠隔期血行動態推移の検討.第42回日本心臓血管外科学会学術総会.秋田,4月.
6. 成瀬 瞳、森田紀代造、宇野吉雅、木ノ内勝士、橋本和弘.Fontan術後長期遠隔成績:自己組織Lateral Tunnelを含めた各種術式の比較検討.第42回日本心臓血管外科学会学術総会.秋田,4月.
7. 花井 信、蜂谷 貴、小野口勝久、田口真吾、山口真敬、篠原 玄.当センターにおける腹部大動脈瘤ステントグラフト留置術後におけるエンドリークの検討.第40回日本血管外科学会総会.長野,5月.
8. 中村 賢、村松宏一、川田典靖、長沼宏邦.発症時期不明の右冠動脈入口部解離に生じた急性冠動脈閉塞の一例.第159回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.さいたま,6月.
9. 成瀬 瞳、森田紀代造、宇野吉雅、木ノ内勝士、橋本和弘.MVP、TVPを要した幼児Marfan syndomeの一例.第159回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.さいたま,6月.
10. 中尾充貴、山城理仁、松村洋高、儀武路雄、坂本吉正、橋本和弘、大木隆生.上行弓部置換術およびopen stent術後にステント屈曲による下半身虚血を呈した偽腔開存型慢性B型解離の一例.第159回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.さいたま,6月.
11. 保科俊之、野村耕司、黄 義浩、阿部貴行.食道出血によりショックとなった重複大動脈弓の1治験例.第159回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.さいたま,6月.
12. 野村耕司、黄 義浩、阿部貴行、保科俊之、中村 譲、小川 潔、星野健司、菱谷 隆、菅本健司、齋藤千徳、森 拓磨.動脈スイッチ術後の肺動脈分岐部狭窄に関する検討.第48回日本小児循環器学会総会.京都,7月.
13. 黄 義浩、野村耕司、阿部貴行、保科俊之、中村 譲.学童期以降に外科治療を施行した大動脈縮窄症の検討.第48回日本小児循環器学会総会.京都,7月.
14. 木ノ内勝士、森田紀代造、宇野吉雅、黄 義浩、阿部貴行、成瀬 瞳.小児心筋保護における再還流障害の臨床的検討.第48回日本小児循環器学会総会.京都,7月.
15. 成瀬 瞳、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、山城理仁、山本裕介、長堀隆一、橋本和弘.冠動静脈瘻、単一疾患として手術適応となった6例の検討.第17回日本冠動脈外科学会学術大会.東京,7月.
16. 儀武路雄、坂本吉正、長堀隆一、松村洋高、山城理仁、山本裕介、成瀬 瞳、橋本和弘.理想的ICU体制の構築と早期リハビリテーションの導入よりなるHD冠動脈患者における周術期チーム医療.第17回日本冠動脈外科学会学術大会.東京,7月.
17. 橋本和弘.心臓血管外科に関連する専門医制度の現状と将来.第65回日本胸部外科学会定期学術集会.福岡,10月.
18. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬瞳、中尾充貴、橋本和弘.高度石灰化上行大動脈をともなうハイリスク大動脈弁狭窄症に対する手術.第65回日本胸部外科学会定期学術集会.福岡,10月.
19. 長堀隆一、橋本和弘、森田紀代造、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、黄 義浩、木ノ内勝士、阿部貴行、成瀬 瞳、中尾充貴.心臓外科における診療報酬改定のピットホール.第65回日本胸部外科学会定期学術集会.福岡,10月.
20. 儀武路雄、坂本吉正、長堀隆一、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬 瞳、中尾充貴、橋本和弘.心臓外科における最新の周術期管理―ICUチーム体制の構築―.第65回日本胸部外科学会定期学術集会.福岡,10月.
21. 木ノ内勝士、坂本吉正、中尾充貴、成瀬 瞳、松村洋高、儀武路雄、長堀隆一、橋本和弘.近年における当院の弁膜症再手術の傾向.第65回日本胸部外科学会定期学術集会.福岡,10月.
22. 橋本和弘.Trend of heart valve disease in Japan. 第3回日本心臓弁膜症学会.東京,11月.
23. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、中尾充貴、長堀隆一、橋本和弘.Recent aortic prosthesis-patient mismatch in Japan.第3回日本心臓弁膜症学会.東京,11月.
24. 花井 信、蜂谷 貴、小野口勝久、田口真吾、山崎真敬、山城理仁.感染性大動脈瘤に対しTEVAR施行後、グラフト中枢および末梢側に拡大を認めた一例.第20回日本血管外科学会関東甲信越地方会.東京,11月.
25. 村松宏一、中村 賢、川田典靖、長沼宏邦.左開胸にてSVGを使用し再CABGを施行した一例.第160回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京,11月.
26. 高木智充、橋本和弘、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬 瞳、中尾充貴.微少出血を伴うMycotic aneurysmと弁輪破壊を呈した巨大疣贅に対する僧帽弁形成術の一例.第160回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京,11月.
27. 保科俊之、野村耕司、篠原 玄、山本裕介.心室中隔欠損症を伴う拡張型心筋症の乳児例.第160回日本胸部外科学会関東甲信越地方会.東京,11月.
28. 坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬瞳、中尾充貴、橋本和弘.高齢者(80歳以上)大動脈弁狭窄症のリスク評価と手術成績.第43回日本心臓血管外科学会学術総会.東京,2月.
29. 坂本吉正、長堀隆一、儀武路雄、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬瞳、中尾充貴、橋本和弘.病態、病変部位からみた術式の選択と標準化の是非.第43回日本心臓血管外科学会学術総会.東京,2月.
30. 儀武路雄、坂本吉正、長堀隆一、松村洋高、木ノ内勝士、成瀬 瞳、中尾充貴、橋本和弘.当院における開心術後感染対策と正中創感染における新たなる問題点.第43回日本心臓血管外科学会学術総会.東京,2月.
31. 松村洋高、儀武路雄、木ノ内勝士、成瀬 瞳、中尾充貴、坂本吉正、橋本和弘.弓部真性大動脈瘤に対する弓部置換での脳合併症の予防.第43回日本心臓血管外科学会学術総会.東京,2月.
32. 黄 義浩.肺高血圧症を呈する成人先天性心疾患~初回開心術症例の検討~.港肺循環フォーラム.東京,2月.
33. 橋本和弘.心臓血管外科専門医認定機構の目指すもの:専門医、指導医、修練医.第43回日本心臓血管外科学会学術総会.東京,2月.
34. 篠原 玄、野村耕司、山本裕介、保科俊之、中村 譲.Rastelli手術後の右室―肺動脈管に関する再手術例の検討.第50回埼玉県医学会総会.さいたま,2月.
35. 黄 義浩、森田紀代造、阿部貴行、橋本和弘.Left aortic arch, right descending aortaを有するCoA with ARSCAの一治験例.第161回本胸部外科学会関東甲信越地方会.高崎,3月.
36. 中尾充貴、橋本和弘、坂本吉正、儀武路雄、松村洋高、井上天宏、木ノ内勝士、成瀬 瞳.第4大動脈弓離断、遺残第5大動脈弓を伴った遠位大動脈瘤の一例.第161回本胸部外科学会関東甲信越地方会.高崎,3月.
37. 井上天宏、小比類巻(下澤)生、影本達也、藤井輝之、照井貴子、草刈洋一郎、本郷賢一、森本幸生、大槻磐男、栗原 敏、福田紀男.Depressed Frank-Starling mechanism in left ventricular muscle of the knock-in mouse model of dilated cardiomyopathy with troponin T deletion mutation ΔK210.第90回日本生理学会大会.東京,3月.

【総説】
1. 橋本和弘.日本の心臓・大血管外科レベルは欧米を超えているか?3.弁膜症.日外会誌 2012;113:278-82.
2. Kiyozo Morita. Surgical Reoxygenation Injury in Myocardium of Patients with cyanosis: How is it clinically important? World Journal for Pediatric and Congenital Heart Surgery 2012;3:317-20.
3. Kiyozo Morita. Clinical Relevance and Therapeutic Strategies By How is it clinically important?Normoxic Management During Cardiopulmonary Bypass. Gen Thorac Cardiovasc Surg .2012;60:549-56.
4. 森田紀代造.Ross手術の実際.Clinical Engineering.2012;23:557-61.
5. 森田紀代造.小児心筋保護法の現況と新たな展開:Review.日本小児循環器学会雑誌.2012;28:157-67.
6. Sakamoto Y. Mitral valve mobility. Ann Thorac Cardiovasc Surg (Editorial) 2012;18:409-11.
7. 野村耕司、濱屋和泉、古山義明.心臓手術の実際 両大血管右室起始症修復術と体外循環法.Clinical Engineering 2012; 23 :974-83.

【著書】
1. 橋本和弘.心臓弁膜症.全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p116-7.
2. 森田紀代造.先天性心疾患(CHD)、房室中隔欠損症(AVSD).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p70-3,92-5.
3. 坂本吉正.僧帽弁狭窄症(MS).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p118‐123.
4. 坂本吉正、岡本靖久、安藤理香.僧帽弁形成術と体外循環法―東京慈恵会医科大学附属病院-.許 俊鋭、山田芳嗣、百瀬直樹監修.心臓手術の実際(Part2).東京;学研メディカル秀潤社,2013.p44-53.
5. 白鳥一明.上行大動脈置換術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版,2013.p93-96.
6. 野村耕司.ファロー四徴症(TOF)、完全大血管転位症.全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p88-91,96-101.
7. 野村耕司.動脈スイッチ手術、ノーウッド手術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版,2013.p152-62.
8. 長堀隆一.ペースメーカー植込み手術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p186-9.
9. 儀武路雄.大動脈弁狭窄症(AS).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p130-3.
10. 儀武路雄、田中 圭.冠動脈バイパス術(CABG).橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p64-8.
11. 田口真吾.僧帽弁形成術、僧帽弁置換術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p36-43.
12. 長沼宏邦.血管疾患、大動脈瘤(AA)、大動脈解離(DA).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p264-73.
13. 長沼宏邦.大動脈基部置換(再建)術、弓部大動脈置換術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p88-92,97-101.
14. 松村洋高.大動脈弁閉鎖不全症(AR).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p134-7.
15. 松村洋高.三尖弁形成術、メイズ手術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p176-9.
16. 黄 義浩.心室中隔欠損症(VSD)、動脈管開存症(PDA).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p79-87.
17. 黄 義浩.房室中隔欠損症に対する手術、ファロー四微症に対する手術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p124-31.
18. 川田典靖.僧帽弁閉鎖不全症(MR).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p124-9.
19. 川田典靖、橋本和弘.大動脈弁疾患の病態生理.西田博監修.ナースのための心臓大血管手術 ハートナーシング2012年春季増刊.大阪:メディカ出版,2012.p109-20.
20. 川田典靖.大動脈弁置換術、大動脈弁輪拡大法.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p44-53.
21. 花井 信.腹部大動脈置換術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p106-9.
22. 井上天宏.下行大動脈置換術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p102-5.
23. 山城理仁.強心薬、昇圧薬.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p220-7.
24. 木ノ内勝士.心房中隔欠損症(ASD).全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p74-8.
25. 篠原 玄.バルサルバ洞動脈瘤.全部見える循環器疾患.東京:成美堂出版,2012.p110‐4.
26. 篠原 玄.大動脈縮窄症・大動脈離断症に対する手術、両方向性グレン手術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p132-7,146-51.
27. 中村 賢.補助循環、創部・ドレーン管理.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p202-11.
28. 阿部貴行.心室中隔欠損閉鎖術、心房中隔欠損閉鎖術.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p116-23.
29. 山本裕介.肺動脈絞扼術、体肺動脈短絡術(シャント手術).橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p138-45.
30. 配島功成.降圧薬、抗不整脈薬.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p228-35.
31. 村松宏一.利尿薬.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版,2013.p236-40.
32. 中尾充貴.心電図検査.橋本和弘監修.心臓血管外科ナースのための検査と治療 ハートナーシング2013年臨時増刊.大阪:メディカ出版, 2013.p10-3.