お知らせ

8月6日経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)開始

2015年9月17日

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)成功裏に始まる

平成25年8月6日(木)午後、慈恵医大初となる経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR) が 実施された。

この治療は、開心術による大動脈弁置換術が不可能あるいは困難なハイリスク症例が主な対象であり、循環器内科、心臓外科、血管外科、麻酔科、ICUの医師、臨床工学士、看護師、理学療法士など多職種から成るHeart TeamによるMultidisciplinary approachによって行われる医療である。

1例目に選ばれた80歳代前半の女性は、大動脈弁の形態、胸腹部大血管の性状や心機能がこの治療にもっとも適切であり、右大腿動脈からのアプローチ(Transfemoral: TF Approach)で行った。一度バルーンで大動脈弁を広げた後、rapid pacing下に人工弁の拡張・留置は無事終了。術後の弁周囲逆流もほとんどなく、弁口面積は正常となり、大動脈弁前後の圧較差もほとんどなくなった。この成功例に引き続き、9月3日、第2例目として80歳代後半の女性に、同じTF approachによるTAVRが施行された。この症例は、1例目に比べ、更に重症例で、左室腔も小さく、治療困難な症例であったが、無事終了し、術翌日には、ICUから一般病室に戻り、その翌日から元気に歩行されている。

 

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