手術について

成人心疾患の開心手術の流れについてご説明いたします。

1.入院

一般に手術日より4~5日前からのご入院となります。

2.術前検査

最低限の術前検査は紹介循環器科、または心臓外科外来にて入院より前に既に済んでおりますが、例えば弁膜症の場合には入院後に詳細な心エコー検査を行う必要があります。さらに外来では行わなかったいくつかの術前検査を入院されてから加えて行く必要もあり、その期間を見込んで入院していただいております。糖尿病、腎障害を伴った患者様の場合、状況によっては専門医にコンサルテーションいたします。

3.手術のインフォームドコンセント(手術内容説明と承諾書サイン)

最終的な手術承諾・納得を得るために重要なのがインフォームドコンセント(IC)です。それを目的として、説明担当医師と患者様の都合を確認の上、IC日時を設定し、手術説明を行います。手術の日程や詳細な内容、輸血説明等を約1時間半かけて説明させていただいております。IC当日は患者様ご本人とご家族の出席をお願いしますが、他に出席を望まれる方がいらっしゃれば事前に担当医にご相談ください。病状・手術内容は疾患別の説明用紙を用いて行っております。ICの後、十分ご納得いただいた上で手術承諾書にサインしていただきます。その承諾書と説明用紙はコピーを作成し患者様と医師双方で保管することになります。

4.麻酔医訪問(前日)

麻酔医からの麻酔に関しての説明を行います。

5.手術前日までの処置

シャワーまたは清拭にて手術部位を中心に十分な清潔管理をお願いします。術前に発熱、感冒症状、消化器症状が見られた場合は手術が延期となりますのでご注意ください。

6.手術当日

通常、朝8時半に病棟から手術室に向かいます。手術室内に入ってからは、点滴確保、麻酔導入、各種モニター装着に約1時間を要します。その後、前胸部~腹部~鼠徑部~下肢(バイパス術の場合のみ)を消毒します。

7.タイムアウト

執刀直前と手術終了前の2回、患者様情報、手術内容を術者、麻酔医、看護師と再確認を行います。

8.執刀~手術終了~ICU移動

皮膚切開→開胸→人工心肺装着→心停止→心内修復→心拍再開→人工心肺離脱→止血→閉胸→手術室内最終チェック→集中治療室(ICU)移動→モニター装着→家族面会と説明

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