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心臓リハビリテーション室
について

心臓病ならびに心疾患の手術を受けられた患者様へおこなうリハビリテーションを推進しています。当科では術後も医師とさまざまなスタッフと密に連携しながら回復を目指していきます。一人ひとりの患者様について他職種の専門家が集まって定期的にカンファレンスをおこないながら目標に向かって治療・支援してまいります。

ごあいさつ

運動の本来の目的は生命維持であると考えられます。すなわち、歩行とはどこにあるかわからない次の水場・餌場を求めて移動する活動、走行とは今まさに獲物を捕らえるか敵から逃げる必要に迫られた際の活動といえます。その目的に応じて主としたコスト重視の好気性解糖、パフォーマンス重視の嫌気性解糖を切り替えながら、優れた運動機能を発揮するためには、ヘモグロビンを酸化する呼吸能、酸化ヘモグロビンを運搬する心機能、効率的にATPを産生するミトコンドリア量と活性、末梢循環阻害を最小限に抑えクレアチンリン酸を貯蔵する筋肉量などが必要です。

心臓リハビリテーションは、心肺運動負荷試験(CPX)による嫌気性代謝閾値の計測を含めた綿密な生理学的・生化学的設定のもとに施行され、高いエビデンスをもってこれら全要素を改善させます。

特に全死亡率・心血管死亡率の減少効果は非常に高い”独立”因子であることが知られており、心臓手術をお受けになる患者さまには、是非とも行うべき治療として当科として積極的に関わらせていただいております。

リハビリテーション医学講座佐々木信幸