主任教授よりメッセージ
当講座は大学病院における心臓外科という診療科として日本で最も長い歴史を誇り、平成30年度に私國原が第四代主任教授を拝命、6月に就任し、最新の心臓外科治療を実践しております。
先天性心疾患においては豊富な症例数を誇る関連病院と連携して十分な臨床トレーニングを積めるだけでなく、心筋保護や刺激伝導系に関する基礎的研究にも従事することができます。
後天性心疾患においては弁膜症疾患に積極的に取り組んでおり、とりわけ私がドイツで習得した大動脈弁形成術という最先端の治療を間近で学ぶことができます。冠動脈バイパス術はオン・オフポンプにこだわらず、動脈グラフトを多用した完全血行再建を目指しています。また急性大動脈スーパーネットワーク重点施設として急性解離の外科治療も広く受け入れています。
スタッフの多くがアメリカ・ドイツでの経験を有しており、海外留学のチャンスはかなり高い医局だと自負しています。また、早稲田大学先端生命医科学センター(TWIns)やSPring-8(大型放射光施設)と連携し最先端の実験研究にも携わることができます。
「心臓」に少しでも興味があり、大変だけれどもやりがいのある仕事を目指す志の高い皆さんを広く受け入れております。
國原 孝